~妻で母で私らしく~女将の日記
若女将の日記です
今日は、地元の 「椿小学校」 の生徒さんたちが
地域の観光業を勉強するため
旅館に来てくれました。
以前から、何度か来てくれていますが
いつも女将(母)が担当しています。
今回はじめて担当する私のお話で「大丈夫かな?!」
と心配しつつお勉強会がはじまりました。
私も25年ほど前に通った椿小学校。
みんなを前に私の気持ちは完全にその頃に
タイムスリップしていました。
実は私が卒業する年に、木造の校舎が火事になり
全焼しました。
机も椅子も本も・・・飼っていたカメや金魚も
何もかもが燃えて無くなってしまいました。
はじめて経験したどうしようもない悲しみと
それを支えてくれた全国の人たちから届いた
励ましの手紙や贈り物。
あの頃の思いが静かに私の胸に蘇ってきました。
今日、来てくれた生徒さんたちが
通うのはその後、建て替えられた校舎です。
あれから、ずいぶんと年月が流れたんだなぁ~と
改めて思いました。
今の校舎に、私たちが卒業制作で作った
「昔の校舎」の彫刻が飾られています。
焼けて無くなってしまった校舎を忘れないで・・・・
と思いを込めて作りました。
不器用な私は
彫刻刀で指を何度も切ってしまい、結局全部の指に
バンソウコウが・・・・・。
痛い思いででもありますが懐かしいです。
みんなが今日、来てくれたおかげで色々な事を
懐かしく思い出すことができました。
ありがとう。
それから、引率の三栖先生は高校時代の同級生です。
その当時から、まじめでやさしい人柄が変わってなくて
久々にお話ができ嬉しかったです。
ありがとうございました
「お風呂は何種類ありますか?」
「何人働いていますか?」
「お客さんでは男の人と女の人ではどちらが多いですか?」
など次々たくさんの質問をしてくれました。
用意してくれていた質問以外にもたくさん質問がでて
良かったです。
色んなお話をしたなかで
みんなの心には何が残ったかな?!
「湯治」 という言葉を知ってもらう
きっかけになってくれたら嬉しいのですが・・・・・・。
椿温泉はどこにも負けないすばらしい泉質の温泉で
その温泉に入る為、たくさんのお客様が
訪れてくれています。
そして、痛みや疲れを回復されお湯に感謝し喜んで
帰られます。
みんなは、そんなすばらしい町で暮らしているんだよ
「椿」という自分の町を誇りに思い好きでいて欲しいなと思います
長い間、ブログが更新できずごめんなさい。
宿のHPに掲載されているのだから
ブログ=個人の自由な日記 とはいきません・・・・。
予約を入れられる前にのぞいてくれているお客様も
多いので、できる限り更新しないと・・・と思ってはいるのですが
なかなかそうはいかなくて、ごめんなさい。
この一週間は本当にパソコンの前に座る事ができないくらい
バタバタしていました。(忙しい~と言うのは心が貧しくなりそうで
好きではないのですが・・・・)
そんな時、いつも私の心を救ってくれるのが子供たちと宿からみえるこの海。
久々に娘と姪っ子と足湯までお散歩を楽しみました。
山桜のさくらんぼを、宝物のように大事に集めて遊んでいる子供たち。
その傍らでのんびり山を眺めながら
「この子たちにほんま救われているなぁ。」
と思いました。
「だ~いすき。」
思わず、ギュ~ッと抱きしめてしまいました。
「ちょっと。ママ!さくらんぼ踏んでるぅぅ。一番キレイなやつ!!」
ふくれっ面で私を見上げる二人。あらら・・・ごめんなさい。
その時の私の湧き上がる感情と子供のふくれた顔。
あまりに感情に差がありすぎて笑ってしまいました。
でもそれでいいんです。
私のこの気持ちを伝えたかったんだから。
「可愛い」「大好き」「ありがとう」ってそんな
気持ちが湧き上がってくる時は、それをそのままありのまま
子供に伝えるに限ると思います。
子供の素直さを大人も見習って・・・・・。
つもは4月26日(良い風呂の日)にするお餅まき。
今年は、予定が変わり5月11日(日)となりました。
○*○*○ 椿温泉感謝祭 ○*○*○
4月12日(土)にお泊り予定のお客様は、
チェックアウト後宿から歩いてすぐ♪椿足湯イベント会場までお越し下さいね。
【日 時】 平成20年4月13日(日) AM10時~PM3時まで
【場 所】 椿足湯 広場にて ※当宿から徒歩2分
●地元産の物品販売●
~~ 安くて 美味しくて 新鮮!!~~
漁師さんによる 魚介類の販売
椿の土地で育った 野菜販売 (玉ねぎ・キャベツ・大根など)
お花の販売 (ガーベラ・スターチス) などなど・・・・
飲み物やおにぎり・うどんの販売などもあるので
お腹が空いた方はぜひどうぞ♪
● 催し物 ●
12:00~ 大正琴演奏
12:25~ 椿音頭
12:50~ 三舞太鼓演奏
13:20~ 紀州弁慶伝説保存会による演劇
14:00~ 和歌山県警音楽隊の演奏
お餅まきにて終了です。
※上記は予定になりますので、当日若干の変更がでる
場合があります。ご了承の上おいで下さいね。
休館日のお知らせです
宿周りの清掃と一部工事のため
4月8日(火) ・ 4月9日(水) 休館します。
どうぞよろしくお願いいたします。
この春から新登場!
インターネット専用プランなのでこちらのホームページの
(宿泊プラン・ご予約) からお申し込み下さい。
写真はお子さまランチの一例です。
*~*~ 桜が咲き始めました ~*~*
山桜も少しずつ開きはじめ周りの山も春化粧をはじめたようです。
暖かくなると、それを心待ちにしていたかのようにいっせいに
あちらこちらで花が開きはじめます。
写真は足湯までの歩道。ピンクのボンボリの傍らで
お花が嬉しそうに揺れています
実のところボンボリの発注に少し時間がかかったので
花が開くまでに間に合うかと、父は冷や汗をかいていました。
でも、どうにか間に合って一安心です
小さな町なので、父をはじめ地域の人たちの
協力のもと、こういった事がひとつひとつが手作り作業なので
けっこう大変なんですね。
4月13日(日)にこちらの「椿足湯」でイベントが開催予定です。
最終の会議が間もなくありますので、詳細は後日お伝えしますね。
ブログの更新が気付けば先週の土曜からされてませんね。
ごめんなさい!!
昨日は、個人のお客さまと、同窓会でお泊りのお客様とで
にぎわいました。
昭和36年に中学校を卒業された方々の同窓会でした。
皆さん63歳です。
いくつになっても
「○○君」 「○○ちゃん」 と自然に呼びあえる。
同級生っていいなぁ と思いました。
中学校を卒業されて以来、初めて会う方もいて
「私、誰か分かるか?」
「僕、誰か覚えてるか?」 ワイワイ ガヤガヤ
本当に楽しそうで見ている私も楽しくなりました
同級生ってしばらく会ってなくても
時間はすぐに戻せるし、遠慮がなくて
大切な存在。
幼い頃からの友達を懐かしく思い出した週末でした
父と相談していると
「若女将さ~ん。これ使ってよ」
スタッフが 「すぎな」 を摘んできてくれました。
「すぎな」 を目にすると春だなぁと思いますね。
農家のおばちゃんたちは、畑にすぐに繁殖するので
嫌がってますけど・・・・・・。
すぎなも加えて日曜日の朝風呂はこんな感じとなりました。
(女 湯) みかん ・ すぎな ・お花
(男 湯) レモン ・ よもぎ
娘の保育園までは車で4分ほどの距離。
「今日は、お散歩しながら帰ろうか!」
思いもよらぬ提案に
満面の笑を浮かべて 「はぁーーい」 とお返事。
普段は車で サァーーツ と走り過ぎる道。
テクテク・・テクテク・・・ のんびり歩いていると違った景色に見えてくるから不思議。
普段は歩いていない私たちが歩いているのは
周りには 「???」 なのだろう。
「どうしたんな?乗っていくか?」 と車が止まる。
ご近所のおじさんだ。
「ありがとう。お散歩しようと思ってな。車、置いてきたんよ。」
この後、数分おきに同じセリフを3回話した私。
田舎ってありがたい。 こうやって私たちの事を気にしてくれる。
ご近所さんの温かさにふれ
「早起きは三文の徳」 という言葉があるけれど
今の私には 「お散歩は三文の徳」 といった感じ。
るん♪るん♪ 足取りも軽い。
ゆるい坂道を上りると、目の前に海が広がってきた。
落ちている椿の花を拾って
木の棒にさしながら 「魔法の杖?!」とやらを作っていた娘に
「海によっていこうか・・・。」
漁港にはたくさんの「かつお」が水揚げされていた。
知り合いの漁師のおじちゃんたちが、魚の話でワイワイガヤガヤ。
年の差65歳。
その輪の中で舞花もちょっこんと座って話を聞いている。
「ひとりで釣るん?寂しくないん?」
「雨ふってきたら、お船でどうするん?」
「お魚って針をのんでも生きてるん?」
などなど、素朴な疑問が次々と・・・・。
そんなこんなで、潮風を胸いっぱいに吸い込んで
25分の距離をのんびり2時間のお散歩が終了。
ようやく宿に到着。さてさて。 私はお仕事に戻りましょ。