~妻で母で私らしく~女将の日記
若女将の日記です
いよいよGWがはじまりました!!
スタートからお天気が良く嬉しいです。
今年は、たくさんのお客様にご予約をいただき本当に感謝です。
~皆さまありがとうございます~
忙しくなるし。よぉぉ~し!がんばるぞー!(気合をいれてみる)
そんな私のとなりで舞花はちょっぴり寂しい様子。
旅館の子供に生まれた宿命。耐えてちょうだい舞ちゃん!
といいつつ、実はそう言う私の方が寂しい。出勤時には、舞花はぐっすり。
仕事が終わってきたら、これまたスースー寝息をたてている。
その間、誰が舞花(4歳)を見ているかというと、
「彼氏ができたらどうしよう・・・・」と今からそんな心配をしているパパ。
世のパパさんたちも、こんな頃から愛娘のいつか
できる彼氏に頭を悩ませているものなのだろうか???
パパは、本当に子煩悩だし、私にもやさしい。
いい人と結婚できたものだと日々感謝!!
普段はいえないので、この場をかりてお礼を・・・・。
二人の今日の予定はきっとこんな感じ・・・
海→公園→回転寿司→公衆浴場→車で寝かせながら帰宅。
1週間近くこれが繰り返されるはず(笑)
家族みんなで協力してGW乗り切りましょう♪
そして たくさんのお客さまの笑顔に出会えれば嬉しいよね。
創業以来ずっと行っている恒例の行事。
商売繁盛などをご祈祷していただいた後 お泊りのお客さんや地元の人たちが 集まっての 「お餅まき」 都会では「お餅まき」は珍しいようですが この辺りでは、祝い行事の一つ としてよく行われています。
保育園のお友達もきてくれたので 舞花(4歳)・初のお餅まきにチャレンジ! 私も一緒にはりきってまきました。
「こっち!まいてぇ~」 「こっちも! こっちも!」 「きゃぁ~」 「わぁ~!」 賑やかな声が飛び交うなか、 紅白のお餅やお菓子がぱっと宙を舞う。 ご年配のお馴染みさん。
楠本さん。 「拾えた?!」と聞くと 「こんなに、拾たん始めてやわ(笑)」 と袋を持ち上げにっこり。
よかった。私もにっこり。 そういえば、昨年のお餅まきの時、3歳の舞花に お餅まきが、始まったとたん 「ママ!食べ物は大事やっていつも言うのにぃ~!投げたらあかんやん!!」 といきなりすごい剣幕で叱られたのを思い出した。
その娘も今日は、お友達のために一生懸命だ。 なんだか舞花が今日は少し大きくみえた。
親戚のおじさんが 「たけのこ、いらんかぁ~」土の香りと筍のみずみずしい香り・・・・ いつものニコニコ顔が飛び込んできた。
おじちゃんは、ほんとに、いつも笑顔。 そういえば、以前、かしこまった席で 「笑いいらんと、ちゃんとした顔しよし・・・」と おばちゃんに叱られていた。
ちゃんとした顔って(笑) 私もその時思ったけど・・・ 「わし、昔からこれが普通の顔や!(笑)子供の頃、先生に『叱られて笑うな!』 とよく叱られよった。
こまった顔やで」 身内で大笑いしたのを思い出した。 「こまった顔」そんな事はぜ~ったいにない!
年齢を重ねるごとに、今までの生き方や心根は その人の顔として出てくると思う。 少しも派手さは無く、穏やかにニコニコ笑みを 浮かべている 私はそんなおじちゃんの顔がとても好き。 さてさて、筍は 今日のお泊りのお客様に、炊き合わせの一品としておだしできそう・・・・。
さっそく調理長にお願いし、 クツクツ煮込んでもらいました。 そうこうしていると 「そら豆とってきたったでぇ」とこれまた、親戚のおばちゃん。 とれたてお豆。なんとしても今日のお客さんに食べてもらいたい。
[追加してくださ~い。」調理場に直行した私でした。
「椿駅にエレベーターをつける!」
宿泊客の田中さん(83歳)の突然の言葉。
はじめは、驚きのあまり声もでなかった。
けれど、この「驚きの一言」を皮切りに 田中さんが40年間、温めてきた「椿温泉発展」への想いに触れることになった。
※田中さんの物語で詳しく掲載しています。
結局、エレベーターはメンテナンスが大変などの理由で建設には至らなかった。 「椿温泉の発展」を願っていただいた寄付金。 田中さんの気持ちをどう形にしていくかを検討・・・ 町役場からの提案で「足湯」が建設されることになった。
※足湯で取材を受ける田中さん
※足湯で取材を受ける田中さん
※石碑前。式典においで下さった娘さんご夫婦
40年の想いが形となった日・・・・ 田中さんの顔は安堵と喜びで満ちていた。 そしてそれを見守る大野さんご夫婦にも笑顔が・・・・。
椿温泉は古くからの湯治場である。
昭和20年頃、椿温泉の湯治で神経痛が治った方がお礼にと建立した「薬師堂」。
以来、長きにわたり この地を訪れる湯治客を、守護して下さっている。
「お薬師様」。 地元の大切な宝物だ。 数年前の台風で薬師堂が半壊した。 再建を切に願い積み立てをしているものの かなりの時間がかかることから私たち 地元住民は心を痛めていた。
湯治を一番身近に感じ、椿の発展を願ってくれる田中さんなら。
お寺の仕事を兼務している父と寺総代長の榎本さんが 相談したところ、薬師堂の再建にご協力いただけた。
真新しい足湯のそばに立派な薬師堂が再建され お薬師さまは安置された。 今日、小雨の降るなか父と母とで訪れた。 なんだかお薬師さまが笑っているように見えた。 きっとお喜びなのだろう。 これからも、椿温泉とこの地を訪れるお客さまをお守り下さいますよう・・・・・・。 そう手をあわせお祈りした。
○ 地鎮祭 ○平成18年12月
地鎮祭の日程をまったく知らなかった田中さんから
その日に偶然、予約をいただきびっくり!
地鎮祭にも参加いただいた。
○ 足湯まもなく ○
~桜の咲くころにできれば~
田中さんが言ってたなぁ。そう思いながら撮った一枚
○足湯完成のイベント○
平成19年4月15日
地元の特産物の販売などで賑わう!
○ 落慶法要 ○
○ 祝賀会 ○
しらさぎ宴会場にて48名出席 田中さんを囲み、地域の人たちと祝賀会が開かれた。
緊張と疲れが隠せず司会をする父を、
心配しつつも田中さんの笑顔に涙がこみあげてきた。
チャックアウトのお客様のお見送りをしてから、 足湯完成イベント会場へダッシュ~!!
たくさんの賑わいに、嬉しさがこみ上げてくる。
ふと、見ると・・・・・昨日お泊りいただいた 雪本さんがいる。
~ふわり柔らかな春風のよう~ そんなやさしい空気感を持つ素敵なお二人。
昨日、お会いした時に受けた印象そのままに仲良く足を浸している。
記念すべき日にお越しいただきありがとうございます。 また、いつか二人でおいで下さいね(*^^*)
椿温泉に足湯が完成!
(4月15日オープンしました)
当宿から徒歩3分です♪(*^^*) 足湯にお越しいただけたなら、 知っていて欲しいお話があります。
~椿温泉の発展を心から願う田中さんの物語~
「足湯」 「薬師堂」 が完成したのは、40年も前の出来事がきっかけだ。
それは、ひとりの男性がこの地を訪れた事からはじまる・・・・・。
田中幹二さん。
40年前、働き盛りの頃。病気になり友人の紹介で椿温泉で湯治をはじめる。
食べられなかった食事が少しずつのどを通るようになる。
激減していた体重が半年で10Kg戻った。
再び、第一線で働く事が可能になった。
その時の感謝の想いは何十年の時が流れても決して
消える事はなかったという。
「椿温泉の発展のために何かしたい」 田中さんの心の中で、まさに温泉のように決してさめることのなかった 「お湯への感謝」。
その想いが長い年月を経て田中さんの寄付金から 「足湯」「薬師堂」という形となって完成したのだ。
小さな田舎の温泉町を一途に愛してくれた田中さんの熱い想い。 たくさんの人たちの地元を愛する気持ち。
それがひとつの形としてここに完成したという事・・・・。 温かな湯に、足を浸ける時、こんなお話が背景にあったことを 思い出してもらればと思う・・・。
娘の通う保育園でも、子供たちが足湯完成にはしゃいでいる。 地域の人たちも、喜んでいる。 みんなの笑顔はまぎれもなく、田中さんが運んでくれた 椿温泉へのプレゼントだ。
一人のお客様と地域を結んだ、「感謝の心」と「椿を思う心」 建物だけではなく、ゆるぎない大切なものをいただいた。
地域にあふれる笑顔をみて改めて感じた。 ありがとうございます。 本当に・・・・。大切な贈り物をありがとう・・・・。
いよいよ足湯完成へ。
今日は、最終の会議がしらさぎで行われた。
町役場の人や父も含め地域の役員の方々などで最終の
打ち合わせがされた。
最初から携わってきた父の顔にも安堵の色が見える。
他の方々もそうだ。
お天気が心配だけど
当日の式典・イベントには、寄付金をいただいた田中さん
や娘さんご夫婦も参加される。
娘さんご夫婦にはお会いした事がなかったので
前日からお泊りいただけるのがとても嬉しい。
早くお会いしてお礼を言いたい気持ちでいっぱい。
そして、完成を誰よりも田中さんに見ていただきたい。
4月5日に椿の海で「ひじき漁」が解禁。
「今朝、とってきたんよ~」潮の香りただよう「ひじき」がご近所さんから届く。
湯治のお客様のお食事の一品が決定!
やわらかな、ひじきの煮物♪椿の海から直送で鮮度抜群!
その土地の鮮度のいいものを味わってこその湯治。
届けてくれたご近所さんと親戚に感謝です。 私たちも、家族でいただきます~!
今日は、すごく暖かいです。 ウキウキした気分になりました♪
「ホ~ ホケキョ♪」鶯の声に 見上げた空もキレイ。
足元に目をやると「土筆やわぁ」思わず携帯でパチリ(*^^*) 暖かい風や、鳥の声や、柔らかな草・・・ふわりとした優しい春の空気感。
心地よくて嬉しくなりませんか?!
保育園に娘を迎えに行って、 「おかえりー」ギユッ~って抱きしめた時。 あれっ・・・この感じ。。。
さっきと同じ心地よさだ。
「娘は春と同じ」やねんなぁ・・・。 今日、ふたつ春を感じた私でした。
娘の始めての発表会!
保育園に通い始めてもうすぐ一年。 「行きたくない!!保育園きらいーー」(>0<) 思えは毎朝、
すごい戦いを繰り広げてきたなぁ・・・・。 あんなに暴れていたのが嘘のよう。 歌にダンスに劇に、元気いっぱい!力いっぱい がんばっていました
舞花の成長に、涙がこみ上げてきました。 大きな声で歌えたね。
初めてのカスタネットも完璧♪だったよ。劇の台詞も間違わずに言えたね。
初めての大舞台。緊張はしたけど、大成功。 ちいさな娘の胸に、大きな自信が生まれた日でした。
子供はどの子もみんな清らかで真っ直ぐで力強い。 かわいくて、かわいくて本当に大切な宝物 みんな、お疲れさま。楽しい時間をありがとう。