~妻で母で私らしく~女将の日記

日常

2010年12月8日
「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」

*〇*〇*〇  皆さま こんにちは  *〇*〇*〇

う~ん寒い。 今日は朝からとても寒いです。

洗濯物を干しながら 手がかじかむのはこの冬はじめて。

さて、先日のブログでお話しましたが

当宿に湯治においでいただいた高木さんの個展に
行ってまいりました。

余命一年
と宣告されている高木さん。
まもなくその一年となります。

高木先生と当日、会えるかとそればかりが
ずっと気がかりでした。

折り紙先生に会うのを楽しみに
この日を待っていた娘の舞花。

どうか元気な先生と再会できますように・・・
切に祈りながら車にゆられること2時間。

ホテル内の個展会場に入り、受付の方に

「先生に以前、お泊りいただいた旅館のものです・・・
今日はいらっしゃいますか?」

と、祈るような気持ちで尋ねました。

「今、食事に行ってますけど間もなく戻られると思います」

本当に本当に嬉しかった。

あ~あ。

お元気なのだ。 頑張っておられるんだ。

その場で飛び跳ねたいくらいココロが軽くなりました。

すぐ奥さまが挨拶に来てくださり

「おかげさまで、元気にしているんですよ」

とのお声にさらに安堵しました。


ようやく 気持ちの落ち着いた私の目に
飛び込んできたのは

想像以上にやさしく 温かい作品ばかり・・・。

思わず 「わぁ。やさし~い」 とつぶやいてしまいました。 

童謡をテーマにしていたり

自然の風景だったり

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」

(お花が笑った)

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」2

(しゃぼん玉 とんだ)

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」2

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」4

(白浜ビーチ)

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」5

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」6

(熊野古道)

私たちの一番の楽しみであった
しらさぎ屋上から眺めた海もありました。

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」7

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」8

海をみている女の子が
舞花には自分に見えたようで

「この子、舞花かな~ と
とても喜んでいました(笑)

ひとつひとつの作品から
先生の やさしさと 強さ 温かさが

ほんわか伝わってきて
涙が出そうになりました。


「病気を理由に言い訳しないこと」

「残りの時間、自分らしく生きよう」

そんな先生の思いがこもった折り紙に

私も勇気と元気をいただきました。

どんな事も、気持ちの持ちようなんだ。。。
あらためてそう思います。

最近、目が見えづらいと思い病院に行くと
薬の副作用から白内障になっていました。

もう!!次から次へと・・・ ほんとうに嫌になります。

でも 落ち込んでも仕方がない。

先生のように温かく 明るく そして前向きでいたいな・・・
くりかえし 強く強く 思った一日でした。

色鮮やかな先生の折り紙に

「う~。わぁ~ と手足をバタバタさせて喜ぶ生後8ヶ月の元貴・・・・

この子の笑顔をみると どんな
不安も苛立ちも す~っと消えてしまいます。

病気が授けてくれた かけがえのない大切な宝物。

元貴や舞花といられる日々が幸せ!

病気が何さ。

副作用が何さ。

ドンと来い!負けるもんか。

あなたたちのママは
今は顔も身体も膨れ上がり
醜くなってしまっているけれど

大きくなる身体とともに
ココロも強くなっておりますぞ!

だから大丈夫。ずっと一緒に笑って
過ごせるよ(*^^*)

先生との出会いで
心にたくさんの栄養をいただきました。

闘病生活をしている私に
神さまが与えてくれた贈り物ですね。

皆さまも 寒くなってきましたので
お体を大切にお過ごし下さい・・・。

それでは素敵な木曜日を。。。。

「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」9

先生を囲んで・・・ママはお見苦しいのでカメラマンです(苦笑)

2010年12月3日
アットホームなお祝い会

〇*〇*〇*  皆さま こんにちは  *〇*〇 *〇

早いもので12月です。

カレンダーも最後の1枚となりましたね

この時期は
「今年もあと少しやな~」 と思ったとたんに
なんだか気ばかりがあせってしまい
慌しさにとりつかれるのですが・・・・ 

11月、体調を気にしながら
とても忙しく過ごしぬいた!!私は
その緊張感から開放され
なんともフワフワした気持ちで過ごしております

それほど11月は気を引き締めていたし
一日一日を祈るような想いで過ごしておりました。

 「病は気から」  という言葉をどれほど心で念じたことか。。。

アニマル浜口さんのごとく
気合だ!!気合だ 気合ダァーーーー!!! とも念じてたな(笑)

そのおかげで?! 最終のイベントだった
いとこの 「結婚を祝う会」 の日も
体調を崩すことなく 司会ができました。 

ただ冒頭から気持ちが高ぶって
泣けてきてしまい・・・

(小さい頃からよく遊んであげていた子だったので
あれこれ想いがめぐってしまって)

しばしの沈黙が・・・

「気分が悪なったんちゃうの?!」
皆さまに心配をかけてしまったのですが・・・

情けないです。ごめんなさい。 
病気になってからは特に涙もろくなってしまいましてね(苦笑)

でも、そんな私を会場の皆さまが
温かく見守ってくれたおかげで
その後は 落ち着いて こなすことができました(*^^*)

ありがとうございました

ホッとしたのか 
お祝いの会を終えたら急に疲れがでて
2~3日は かなりしんどかったのですが

とても 温かな和んだ会だったので
そんな疲れも 心地よいとさえ感じました(*^^*)

新郎の挨拶で、いとこも言っていたけれど

家族や親戚に支えられ 自分がやってこれたと。。。。

私もSLEを発病したこの1年は本当に

周りの人に支えれていることへの感謝と

人との結びつきの大切さを深く深く感じました。

このお祝いの会も、病気を気にしながら

「もし私が当日、体調が悪くなったらどうしよう?!」

という不安感と、

「私がいなくても 会が成り立つようにしておかないと」

という責任感とにしばられながら、

顔合わせや お祝い会の 流れを考え

司会の段取りに、当日使うものの買出し、小物作り・・・

それに日々の旅館の仕事 

元貴くんのお世話がもれなく
ついてくるので

正直、本当に大変でした

でも それができたのは相手がそれ以上に
大切な人だからです。

そして私を支えてくれる、他のいとこや家族の
存在があったからこそ
頑張れたし 本当に素敵な会になりました。

当日、会場にお花を活けてくれたり・・・

アットホームなお祝い会

二人の似顔絵色紙を届けてくれたり・・・

アットホームなお祝い会2


ビデオをまわしてくれたり・・・

大切な人のために動ける自然の力。

自分の周りにいる大切な人を
ちゃんと見て
その人のために動ける力を
持っていれば
気持ちは固くならないし
病んだりしない気がします。

アットホームなお祝い会3

新郎と父( 人前で話すのが苦手なおじちゃんも 今日は息子のため頑張ってます!)

アットホームなお祝い会4

(大好きなにぃにぃ&薫ちゃんのため いっぱい練習したよ!)

アットホームなお祝い会5

(新婦を囲んで!マスクに帽子の私の風貌が怖くてスミマセン(苦笑))

アットホームなお祝い会6

(新婦の妹さんのお譲ちゃまとご対面!元貴と同級生です

顔合わせ、結納、結婚式。。。。など

できるだけ簡単に・・・とか

しなくてもいいかな・・・とか

簡素になってきている世の中だけれど

こんな風に家族や親戚が一同に集まると
やはりいいな~と思うし

これだけの人たちが 私の味方でいてくれるんだ
つながっている温かさを感じることができたし

大変でもこういった会は大切で尊いものだと
あらためて思った一日でした。

そんな機会を病気の私に与えてくれた
いとこ和哉と薫ちゃんに感謝します。

アットホームなお祝い会7

ありがとう・・・そして、ご結婚おめでとう

それから、私をここまで支えてくれた一人一人に感謝します。
ありがとう・・・・

私も みんなを支えられる人でありたいと思います。

明日は土曜日ですね。

先日のブログで話していた
折り紙先生の個展に行こうと思っています。

娘に 「ママ犯人みたい」 と言われておりますが・・・
帽子を深くかぶり、でっかいマスク着用!の
ものすごい風貌で行ってまいります(苦笑)

それでは、皆さまも素敵な週末をお過ごし下さい。

2010年11月24日
8ヶ月になりました~

●●●●●● 皆さま おはようごうざいます ●●●●●●

素晴らしい秋晴れ。

とても気持ちの良い朝です

あ~あ。
それなのに昨日から背中と胸に痛みが・・・。

その痛みの原因がわからず
不安にとりつかれております私です。

私の病気であるSLE(全身エリテマトーデス)では
胸膜炎や心膜炎を発症することがあり

以前もこんな痛みから気付けば心膜炎
になっていて 即 入院!となったので

「熱が無いから大丈夫だよね~?!」

と思いながらも びくびくしております

このままおさまってくれればいいのだけど。。。。

土曜日の従兄弟の “結婚をお祝いする会” を

無事に終えるまでは

なんとしても体調維持をしておかないと!

こんな難病のそして珍獣の風貌の私を頼って
司会をお願いしてくれた 気持ちに

ちゃんと応えたいですものね(苦笑)

神さま なにとぞ なにとぞ
体調を安定させておいてくださいませね。

さて、今日でわが家の天使は8ヶ月になりました。

すぐにコロンと倒れてしまいますが

ひとりで少しなら座っていられるようになりましたよ。

8ヶ月になりました~

子供は本当に日々成長しており感動しますね

お姉ちゃんは、祝日明けの今朝は

予想通り ちょっぴり不機嫌。

「学校行きたくない!」  オーラーが身体からユラユラと。。。

テンションあげていきましょ!

大好きな “3色ごはん” だ!

どうだ!娘よ。

「わ~ぁ。 3色ごはんや

よしよし。。。思ったとおりの反応でございますゾ

「ん?! ひき肉じゃないで・・・。ママ」

「お肉は朝からお腹がびっくりするから。お魚にしたんよ」

「ふ~ん。美味しいん???」

と少々 不満げにパクリ。

「おいしいーーー」
ママの術中にはまり
お魚の3色ごはんをしっかりたいらげ

元気に登校していきました。

めでたしめでたし の朝でした。


今日もよい一日でありますように。

皆さまも。私も。

8ヶ月になりました~2

2010年11月23日
南紀の冬といえば、クエ!

**** 皆さま おはようございます *****

う~っ。今日も寒いです。

こんな日は、夕ごはんは、お鍋にしようかな~

ついつい思ってしまいます。

わが家では、私が体調を崩してからは、豆乳鍋や、

生姜やにんにくをしっかり入れたスタミナ鍋なんかも

作ったりしております。

温かくて、家族みんなで食べられるお鍋は
いいものですよね。

お客さまには、冬にこちらにおいでいただくなら

やはり 「クエ鍋」  を召し上がっていただきたいですね。

高級魚なので、和歌山に住んでいても

なかなか私たちは口にできませんが

大きいグロテスク容姿からは、

想像もつかない 淡白で美味しいお魚です

魚の王様!と呼ばれるにふさわしい味わいですよ。

今なら、そのクエ鍋に 伊勢えび のお造りの付いたプランが

あります。

お得な機会にぜひお試しあれ~。

ホームページのプラン予約からお申し込みいただけます。

南紀の冬といえば、クエ!

南紀の冬といえば、クエ!2

2010年11月22日
“アヤたん” のママ

朝一番、鏡をみて・・

ふぅぅ~。。。深い ため息が出る。

あ~あ。 もう! ほんとうに嫌になる。

「醜い!!」  また今日も大きく膨れ上がった顔と身体。

自分がどんどん自分じゃなくなっていく。。。

というより、人から珍獣へと変わっていく。。。。

恐怖感すら抱いてしまうほどに。。。。

おおげさではなく、日々 ほんと大きくたくましく
なってます

薬の副作用って恐ろしい。。。。

冷たい水でバシャバシャ!顔を洗い

私は思う

神さまが与えてくれた ココロを磨く、

そして強く やさしく する大切な時間だと

いつもそう感謝しているはずなのに。。。。

悶々とするのはやめ!私らしくもない。

大切な今なのに。

それを素直に受けいれようっと!

ふか~く深呼吸をして はじまりました月曜日でございます


さて、さきほどお買い物をしていたら

となりで3歳くらいの可愛らしい女の子とママがいて

み~ちゃん と呼ばれているその女の子が
私の方を指差し にっこり。

「ママ~!!“アヤたん” のママいるよーー」 と。

私もつられ にっこり。

ごめんなさ~い という表情で女の子のママは

「 ちがう 。ちがう。 アヤたんのママちゃうよ。」

なんだかすごい否定の仕方。

もちろん私は “アヤたん” の ママではありませんけれども。

いいのですよ。み~ちゃんママ。 そんなに否定しなくとも。

よく似た人はいるものですから。

そう思った瞬間、

み~ちゃんのパンダの付いたポシェットから

とりだされたぬいぐるみ。。。。

それは カバ!! 
そして その まんまるとした大きなお顔のカバさんに

一言。。。

「アヤた~ん 」 

あはははは・・・・・・・。笑うしかない わ・た・し・

その横で顔面蒼白のみ~ちゃんママ。

こんな場面って
笑うしかないって本当ですね(苦笑)

子供は正直なので

「おうちに、アヤたんのママあるんやけどな、
似てる にてるぅ~」 

と さらに私を指差し にっこり。

「うん!似てるー。 」

み~ちゃんよ。 あなたは何も間違っておりませんことよ。

悲しいかな いや 面白いかな

ほんまに似てました。 ほっぺたのふくらみ具合も
肩の肉のつき具合も。。。。

み~ちゃんママが泣きそうな顔で

すみませんと何度も 頭を下げるので

なんだか恐縮してしまったのだけれど・・・。

豚から牛へ そしてカバへと 進化を続けるわたし。

今度は何になるのでしょうか・・・

こうご期待。でございます。

朝の深いため息も み~ちゃんのおかげで

ひらきなおれたというか 笑いに変換できました!

この出会いに きっと神さまがいるな!と思いました。

み~ちゃんは神さまのお使いの天使だったのかも。

み~ちゃんよ。このまま素直に育ってね。 

私も笑ってまいりますよ