日常
音符に羽がはえていました
「あたしピアノが弾けるアイドルになりたい!!」
少女マンガにでてくるような キラキラの瞳で
夢を語る娘。。。5歳くらいだったかな
ピアノをポロンポロンと奏でながら...
楽しそうに歌う姿が愛らしかった。
そんな娘から
「ママ・・・もうピアノいやや」と聞かされたのは
一年前。。。
その当時の先生のレッスンでは
基礎をしっかり叩きこむ!表現力をつける!
コンクールに挑戦し
レベルの高い曲を練習する日々・・・
音符に羽が生えてるようやな~って
思い聴いていた娘のピアノの音が
いつしか無機質で冷たい音になっていた。
ものすんご~く悩みました。母として。。。
もう少しがんばらせて試練と向き合わせるか
それとも、やめさせるのか・・・。
「少し休憩しよう」 私のだした決断。
時を経て、巡りあった新たな先生。
その先生の元での初めての発表会でした。
写真を撮る手が震えてシャッターが
なかなか押せなかった。
曲は「白鳥の湖」
私には美しい一羽の白鳥が見えました。
厳しく基礎をたたき込んでくれた先生がいてくれ、
もう一度ピアノを楽しむ気持ちを取り戻させてくれた先生
がいてくれたからこその音。。。
この日の娘の奏でる音符には羽が生えてました!!
私にとって、一番心に残る発表会です。
ありがとう。